今回サッカーで海外でステップアップしたい人向けの内容になっています。私は約2年間で「海外でプレーしている日本人の方約50名以上の方々の話を聞いて分かったこと」、「オーストラリア、リトアニア、ドイツで計16チームのトライアウトを受けて得た知見」をお伝えしたいと思います。
なぜこのような記事を書くのか?
「海外でステップアップしたい!でも、分からないことが多すぎる!何から調べたらよいのか分からない。」まさにそんな状況でした。エージェントも3回違う会社に頼みましたがなかなかうまくいきませんでした。「僕のような経験をしてほしくない」そして、「少しでも僕の経験が役に立てれば」という想いで書いています。

この記事は以下のような人にオススメ!
- 海外でサッカーをしたいけど、どのエージェントに頼んだらよいか分からない。
- エージェントが多すぎてどれが良いか分からない。
今回は海外サッカーのステップアップの必要なエージェントについて解説していきます!
前回「海外サッカーの仕組み」についても書いていますので是非読んでみてください。
では、いきましょう!
エージェントの選び方
結論:エージェントに存在する2種類を理解し、自分のキャリアにあったエージェントを見つける
エージェントとは?
エージェントには実は2種類存在します。
1,エージェント(代理人)2,コーディネーター
これを多くは一括りにエージェントと言っています。
大まかな役割としてはこのような感じです。
└主に選手に対してチームを紹介する。契約内容などの交渉を選手の代わりにチーム側と交渉を行う。選手のプレー分析を行う。
1、エージェント(代理人)とは、いくつかチームのコネクションを持っていて、最初のチームを紹介してくれます。そしてもし、その選手が活躍すると「調子いいね!活躍してるね!違うチームに話してみるよ!」という話ができたりします。
2,コーディネーターとは、最初のチームを紹介することに特化しているという感じです。
なので自分の求めている方に応じて頼むのが良いでしょう。
ステップアップを求めている人はエージェントに頼んだ方が良いと思います。
金額の相場
エージェントは契約した選手の給料の3%~5%と言われています。
しかし、なぜ選手の給料のパーセンテージにするのか?
・選手とエージェントがWin-Winの関係になるから
選手のパーセンテージということは、選手が活躍してステップアップすればエージェントにもお金が入ってくるのでWin-Winの関係ですよね。なのでエージェントも頑張って選手のサポートに努めてくれます。
しかし、アマチュアであれば何の実績もなく給料も高くないので、パーセンテージにしても正直あまりお金になりません。なので、最初に多少のお金を払うというパターンが多いです。
また、コーディネーターには基本最初にお金を払う場合が多いと思います。
日本ではアマチュアの選手は最初に多少のお金を払うのが主流ですが、海外の選手に聞くとアマチュア選手でもほとんどパーセンテージでしてくれている。と言っていたので日本と海外のエージェントの違いにすごく興味があります。
選手は「ステップアップしたい」エージェントは「ステップアップさせたい」両者がマッチしていることが理想ですよね。
実体験から感じた「現地エージェントのメリット」
※私の実力不足なのは承知の上です。そこはご了承ください。
リトアニアでトライアウトを受けている時のことです。
ある外国人と一緒に生活していました。その選手はトライアウトを受けないでダイレクトサインで加入していました。以前、1部でやっていたり経歴がすごいわけでもありません。そしてダイレクトサインするほど上手いかと言われるとそうでもありませんでした。
また、違うチームでは僕と一緒にトライアウトを受けに来ていて結局一回も練習しないで契約していた選手もいます。
「俺はトライアウトなのに、この選手はなんでダイレクトサインなんだ?」
経歴も関係していると思いますが、その選手は「エージェントがつなげてくれた」と言っていました。一概にエージェントの力とは言えませんが、それほどエージェントというのはサッカーをするうえでとても大切な要素の一つなのだと感じました。
また、スペイン8部から4部までステップアップした日本人の方も「現地エージェントの大切さ」を語っていました。
仮にあなたが日本のサッカーチームのオーナーもしくは監督だとします。知らない外国人選手を「この選手どうだ?」と紹介された時に「日本人から紹介される」もしくは、「知らない外国人から紹介される」であれば、なんとなく日本人から紹介された方が良いですよね?
信頼だったり、言葉が通じるの深い会話までできる。などの利点から「現地のエージェント」を付けることもステップアップで大切な要素の一つではないかと感じました。
まとめ
今回は海外エージェントについて、「海外でプレーしている日本人の方約50名以上の方々の話を聞いて分かったこと」、「オーストラリア、リトアニア、ドイツで計16チームのトライアウトを受けて得た知見」を元にお伝えれさせていただきました。
多くの海外で戦う日本人選手は、最初はお金を払って渡航し、そこで結果を出して現地のエージェントと契約するという流れが主流なのかなと感じました。そのためにも結果を出すことはもちろん、エージェントと直接やり取り出来る言語力も大切な要素の一つになりそうです。
僕自身、エージェントさんとはこれまで本当に色々あったのでとても伝えたかった内容です。エージェント費用は安くないし、自分のサッカーキャリアを任せることになるので慎重になったり、不安になることがあると思います。僕はそうでした。
大学卒業後右も左も分からず、とにかくお金と時間と労力を費やし得た知見をお伝えしています。これがすべてではないですが、参考程度にしていただいて少しでも僕の経験がお役に立てればと思っています!
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