【ドイツ】「多様性」を受け入れる

diary
Happy multigenerational people having fun sitting on grass in a public park

こんにちは!TOMOHIKOBLOGです。

今日は僕と一緒に住んでいるモロッコ人のビラのエピソードを話します。皆さんの中で各々のビラを想像してみてください。

ビラ情報: 身長170cm程だが、筋肉ムキムキで体重75kgある25歳。左利きディフェンダー。健康志向強めでいつも美味しそうなものを作って僕にシェアしてくれる髭もじゃのナイスガイ。

ビラはイスラム教を信仰しています。現在イスラム教では「ラマダーン」というのが行われています。

ビラとはよくジムに行くのですが、ごはんも食べず、トレーニング中も水を飲まずにめちゃめちゃハードワークしています。ガムを噛むこともいけないそうです。

ラマダーン:日の出から日没までの間、断食、飲食を断つことを行う

期間:3月10~4月9日

禁止されている事:禁煙、性行為、喧嘩、不適切な言動

これはビラに聞いた話ですが、イスラム教の人は普通にスーパーで売ってある肉などを食べないらしく、肉屋さんで売ってある肉しか食べてはいけないそうです。

そして、「結婚した女性だけとしか性行為はしてはいけない。」とも言っていました。

ビラの基本情報はこの辺にして、この前ビラに宗教について熱弁され改めて「多様性」を考えさせられました。日本にいるときはなかなか宗教について考えることもなかったので新鮮な感じです。

3月28日(木)その日はナイターで公式戦がありました。夕食を終え疲れたなーと思っているとなぜか宗教の話になりました。

彼がイスラム教を強く信仰していることは日ごろの行動を見て知っていました。僕自身神様は信じていますが、強い信仰もなく、断食することを信じられませんでした。

「人は死んだら次どうなると思う?」「なんでお前はここにいるのか?」

いかにも宗教らしい質問が飛んできて少し戸惑いました。

「悪い行いをしたら必ず地獄へ行くだろう。善い行いをしたら必ず天国へ行く。すべてのことは神が見ている」みたいなことを言っていました。

そして、ユダヤ教、イスラム教、カトリック教の歴史を教えてくれました。

ビラはものすごい勢いで熱弁しました。僕は宗教にそこまで強い関心がないからまだよかったものの、「この場に違う宗教の人がいたら殴り合いになりそうだな。」そのくらいの熱量と強い信念を感じました。

宗教に対して特別強い信仰をしているわけでもない僕からしたら、なぜ彼らがそんなにも断食や数々の制限を忠実に守っているのかが不思議で仕方ありませんでした。しかし、彼らは彼らなりに想い、考えがあるのだから「多様性」を受け入れ尊重しよう。

そう思いました。

夜中の12時くらいまで熱弁されすごく眠かったです。

About The Auther
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2000生まれ、長崎県出身。
V・ファーレン長崎U-15→V・ファーレン長崎U-18→福岡大学→2026年にChampions Leagueに出場するためにサッカーしています。

私の海外での「経験」、「体験から得た知見」をリアルに発信しています。

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